コラム

 公開日: 2015-08-28 

墓石の引っ越し(改葬・移転)について

お墓の引っ越しに必要な書類と手続き

お墓にも引っ越しがあります。お墓の場所を移動させることを「改葬」と言います。さまざまな理由から、お墓をゼロから建てるのではなく、移転させることは可能です。

しかしながら、ご先祖様が眠っておられるのですから単に物が移動するのとは、わけが違います。

「改葬」は、「今あるお墓から、改めて再葬し、ご供養する」という意味合いを持っています。
「改葬」を行うためには、まず遺骨が埋葬されている市町村に、「改葬」のための申請書を提出しなければなりません。

そのためには、移転先の「改葬」の証明書を取得しなければいけません。
改葬許可がおりたら、改葬許可書を移転先の墓地管理者に提出し、ようやくお墓の移転は可能になります。

もし、「改葬」を希望されるお客さまがおられましたら、まずは市町村への申請から始めましょう。

ただし、お寺や霊園により書類の名称や方法が少しずつ異なることもあります。
弊社へご相談くだされば、手続きや方法をご説明させていただいたり、手続きを代行させていただくこともできます。

最近の傾向では「改葬」が増えている

どんな場合に、「改葬」するのでしょうか。
実は、お墓の移転が最近、増加しているそうです。
厚生労働省よると、2004年度までは全国で7万骨前後だった「改葬」が2005年には約9万6000件まで増加しているという調査結果が出ています。

それは、なぜでしょうか?

さまざまに予測はできますが、そのひとつに団塊の世代が2007年前後に定年退職を迎え、時間的にも経済的にも余裕のあるうちに「改葬」に踏み切った人が多いのではないか…という見方です。

それにしても、なぜお墓の引っ越しをこれほど多くの人が実行しているのでしょうか?

その理由もいくつかあります。
中でも「お墓が遠方で、なかなか行けない」というのが大きな要素ではないでしょうか。

少子化、高齢化がますます加速することを踏まえると、遠方にあるお墓をできるだけ家の近くに、早いうちに移転させたい、という思いがあるようです。

また、お寺にある墓地の際、毎月の会費の支払い義務、節目ごとにお布施などを渡す必要があり、遺族にお寺とのつきあいで煩わしたくないため、つきあいが不要な都市部の霊園に移転させたいと思う方もおられます。

さらには、公営の墓地の抽選に当選したので、この際、遠方にある実家のお墓を「改葬」させたい…とおっしゃる方も。

このように、それぞれの理由や都合により、「改葬」は増加しています。

「改葬」をするにあたり気をつけたいこと

「改葬」には、書類面での手続きが必要であることはご説明しました。
その他の手順や現実的な問題について、確認していきましょう。

現在のお墓がお寺の場合、なぜ「改葬」するのかについて、お寺さまへ丁寧に説明し、ご理解いただく必要があります。

まずは、ここから始めましょう。後々、トラブルを避けるためにも、まずはご相談という形で話を持ちかけましょう。

また、お墓を返す際は、通常、土地を更地にして返却しなければなりません。墓地管理者が発行している契約書や使用規則でご確認ください。

しかしながら、更地にすることは、常識の範疇であり「暗黙の了解」という解釈で契約書には記載されていないこともあります。
「更地にしなくていい」と墓地管理者から言われない限り、する必要があると心つもりしておく方が良いでしょう。

撤去費用も頭にいれておきましょう

撤去には費用がかかりますので、その費用も予算に入れておきたい所です。
墓石の撤去は、石材業者が行います。もちろん弊社で請け負っております。
そして、墓石の移転先では、納骨を行いますが、それも墓石業である弊社では、行っています。

その際、ご先祖のご供養のためにも開眼式や納骨式を行うことをおすすめします。弊社では、そのお手伝いさせていただきます。

「改葬」で注意しなければいけないことがいくつかあります。
まず、移転先の墓地のサイズに元の墓石が合うかどうかです。もし合わない場合は、新たに墓石の建立が必要です。

次に、移転先がお寺の際、そちらの新たな檀家になることになり、入会費や会費などが必要になりますので、ご予算に入れておきましょう。

そして、移転元の寺と移転先の寺の宗派が異なれば、戒名をつけ直さないといけない場合もあります。その際は、別途戒名料が発生します。
全体としては、時間も費用も要しますので、どうされるかじっくりとご検討いただきたいと思います。

この記事を書いたプロ

株式会社三好石材 [ホームページ]

石職人 三好康治

香川県高松市牟礼町王墓2139−1 [地図]
TEL:0120-186-148

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
三好康治 みよしやすじ

「庵治石」で幸せのシンボルであるお墓を(1/3)

 創業115年の歴史の中で庵治石の採掘業に始まり、現在は採掘・製造、販売を行っている「株式会社三好石材」。四代目の代表取締役・三好康治さんは「全国の石屋が“日本一”と賞賛する庵治石で、幸せのシンボルであるお墓を建立したい」と話します。 ...

三好康治プロに相談してみよう!

テレビせとうち マイベストプロ

庵治石の採掘、製造、施工まですべてを担うお墓づくりのプロ集団

会社名 : 株式会社三好石材
住所 : 香川県高松市牟礼町王墓2139−1 [地図]
TEL : 0120-186-148

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0120-186-148

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

三好康治(みよしやすじ)

株式会社三好石材

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
石職人が教えるお墓参りのマナー

 お墓参りの時期 いつの日も、お墓参りは私たちの心を癒してくれます。それは、ご先祖様と私たちが家族とし...

[ 墓石のメンテナンスとマナー ]

納骨堂の役割について

 「納骨堂」とは? 「納骨堂とお墓の違いについて、よくわからない」…といったご質問をしばしばお受けします。...

[ 香川・高松市のお墓と墓石事情 ]

寺院墓地、公営霊園、民営霊園の違い

 寺院墓地について お墓を建立する際、墓地がない方は墓地または、霊園探しからスタートします。そこで、迷...

[ 香川・高松市のお墓と墓石事情 ]

永代供養墓という選択肢について

 永代供養墓とは? 最近、弊社でも「永代供養墓とはどのように建てるのですか?」といったご相談を受けることが...

[ 香川・高松市のお墓と墓石事情 ]

石の色について【墓石選び】

 人気の墓石の色は? 最新事情 お墓の石の色と聞くと、何色をイメージされるでしょうか?今でも、由緒ある寺院...

[ 墓石のメンテナンスとマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ