コラム

 公開日: 2015-06-22  最終更新日: 2015-07-15

外観撮影の基本

構図ですべてを伝えよう!

外観撮影は、構図がすべてといっても過言ではありません。
とても重要な要素です。
撮影をする上で、プロフェッショナルとして、訴求力のある写真を撮れるようにしましょう。美しい撮影が大切なのです。
設計者の意図、施主のこだわりなどの要素を詰め込んで、フレーム内におさめる必要があります。
全体の雰囲気をしっかりと写しこみましょう。

香川県立中央病院の竣工写真

建物全体を写真におさめる

これは基本ですが、建物全体を写真の中におさめましょう。
全体がおさまっていると、建物の形がわかります。結果として、非常に良い写真に仕上がりますので、意識してみてください。

縦横の構図を考える

高層建築の場合は、縦構図が望ましいです。
横で撮影してしまって、建物のほとんどが切れてしまう構図を見かけます。
これを防ぐために、縦構図でしっかりと建物の上部までおさめるようにしましょう。

ゆがみがなく、正確な写真を

ゆがみがないことも重要な撮影の要素です。

広角レンズを使用して、広い範囲を撮影することがありますが、ゆがみが出てしまう可能性があります。
垂直とゆがみの問題をしっかりと意識して、自然な写真を撮りましょう。

正面からだけでなく、斜めからも撮影する

建物の奥行きを表現するために、正面からだけでなく斜めからも撮影しておきましょう。奥行きや立体感を活かして、存在感のある写真に仕上げることができます。

また立体的な存在感を出すために、斜めから撮影するといいでしょう。
光の当たり方や陰影などにも気をつけて、撮影してみてください。

地面の線などを利用しましょう

道路や石畳などの線がある場合は、その線を利用して、平行になるように撮影しましょう。そのラインを使って、美しい写真を撮ることが可能になります。

比較対象になるオブジェクトを入れてみる

建物の周囲にある木々や花など、建物と比較できるようなオブジェクトを入れてみるのもいいでしょう。比較対象があるとイメージがわきやすく、見ている人に伝えたいことが膨らみます。

適度な距離を保って撮影する

建物から遠すぎると、建物の様子がわかりづらくなります。
そのため、ある程度建物が特定できる場所まで近づいて撮影するのが望ましいです。
外観の細部がわかる場所で撮影したほうが、建物の様子がわかって良いでしょう。

店舗の場合は営業時間に撮影する

店舗の撮影の場合は、営業時間内に撮影しましょう。
シャッターが閉まっている状態で撮影すると、中の様子や施設の様子がわからなくなってしまいます。営業中に撮影して、建物の様子をしっかりと伝えられるようにしましょう。

太陽の位置によって印象が変わる

外観写真は、太陽の位置によっても雰囲気が異なってきます。
ちょうどよい角度になる時間まで待って、撮影することもあります。
太陽の位置で建物にあたってしまう光の角度が異なってくるからです。
夕方の撮影はさらに困難で、室内の灯り、外壁の詳細などが見えるように、そしてなおかつ背景となる空も薄暮である必要があります。
タイミングを見極めて、適切な状態で撮影することが大切です。

順光で撮影すること

逆光にならないように、順光で撮影しましょう。
逆光だと建物が暗く写ってしまいます。
正面に光が当たっている順光の状態で撮影し、明るくてみやすく仕上がるように撮影しましょう。ただ、どうしても逆行で撮影しなければならないときはあります。そのときは、別の撮影方法があります。

明るい時間帯を狙って撮影する

夜間に撮影すると、建物の特徴がわかりづらくなります。
明るい時間帯に撮影して、施設の全体像がしっかりと見えるようなタイミングで撮影しましょう。

光の色合いをチェック

光の色合いも肝心です。
写真は光を写し取るのですが、光はそれぞれ色がありますよね。
蛍光灯と太陽光では光の色がまったく異なります。見たときの印象とかけ離れたものになってしまうのを避けるため、補正を行って見た目に近い自然な仕上がりになるように心がけましょう。

データを最適化しよう

ほとんどがデジタル撮影になった今では、媒体にうつした記録である写真は、パソコンやソフトウェア、ディスプレイなどによって色合いが異なってみえます。
それらを画像として仕上げ、プリント、印刷、webなどの使用目的にかなった最適な状態に仕上げる必要があります。

この記事を書いたプロ

TEXNE(テクネ) [ホームページ]

写真家 松下幸司

香川県高松市春日町1055−4 [地図]
TEL:090-1001-8289

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