コラム

 公開日: 2015-07-10  最終更新日: 2015-07-15

竣工写真に用いられるスチール撮影とは

動きのある一瞬を切り取ったスチール撮影

スチール撮影とは、映画のワンシーンを動画でなく静止画で撮ったもののように、動きのある対象の一瞬を切り取ったものです。よく映画などのカットを見かけることがあると思いますが、あれは動画をキャプチャーしているのではなくて、あえてスチール撮影を行っているのです。

ですが特に動かない建築の撮影でも、スチール撮影を行うケースがあります。
竣工写真などはスチール撮影で行います。今回はその竣工写真のスチール撮影の基礎について書いてみたいと思います。

スチール撮影を行うにはサイズを決める

スチール撮影を行うには、まず写真のサイズを決める必要があります。
プリントして顧客に見せるのか、それともホームページに掲載するのかによって写真のサイズが決まります。

まずは写真のサイズを決定しましょう。

写真のアングルを決める

通常は建物の竣工写真ですので正面から撮るケースが多いですね。

しかし、カメラのアングルによって出来上がりは大きく異なりますので、しっかりとアングルを決めておきましょう。また何種類か撮影しておくことも重要です。

レンズは標準が基本

スチール撮影で竣工写真を撮るならば、基本は標準レンズ。ですが標準で入らなければ自分が後ろに下がりましょう。
それでも入らなければ、そのときは広角レンズを使いましょう。

ただ、絶対に三脚はあったほうがいいでしょう。

時間帯を決める

写真は撮影する時間帯によって変わるものです。朝、昼、夕方の撮影を行ってさまざまな建物を撮影しましょう。

また外観と内観も撮影して、仕事の出来上がりを記録におさめましょう。

結果として一日がかりになってしまうことが多いですが、それだけ貴重な写真ですので、時間をとって、最高の写真を撮りましょう。

竣工写真は一回しか撮るチャンスがありませんので、そのチャンスを逃さないように最高の表情をスチール写真に収めることが大切です。

光の入り方、部屋の明るさ

内観を撮影するときに、光の入り方や部屋の明るさによって写真の仕上がりはずいぶん異なってきます。晴れの日や明るい曇りの日が最適です。

また、建築会社だけが竣工写真を撮るのではありません。
入居募集などを行うためにもスチール撮影は必要となります。
そのため基本的には全室、全パーツを撮影する必要があります。また眺望なども撮影します。眺望は各階各部屋からの撮影をしておくといいでしょう。

入居の決め手にもなりますので、どの部屋からどのような美しい眺望が見えるのかということを、しっかりと撮影しておくと効果的です。

内観写真は撮影のリストを作っておいて、撮影漏れがないように効率よく撮影していきましょう。

漫然と撮るのではなく、セールスポイントを決めて撮る

ただなんとなく美しい写真を仕上げるのではなく、その写真を何に使うかもしっかり考えて撮影する必要があります。

販売は美しさやイメージ、賃貸は広さや清潔さ、利便性、注文住宅の宣伝の場合はイメージを何よりも大切にして撮影を行う必要があります。

どの媒体で何の目的でスチール撮影を行うかによって、撮影の目的も手段も異なってくるのです。

陰影をつけてコントラストを際立たせる

外観写真を撮影する場合、重要なのは陰影をつけることです。正面と側面に同じぐらい光があたっている場合は陰影がなくなって立体感に欠けてしまいます。

そんなときは、季節によっても違いますがベストな時間を見極めて撮影します。
四季を通じて撮影にベストな時間はあるので、そこに気をつけて撮影しましょう。

この記事を書いたプロ

TEXNE(テクネ) [ホームページ]

写真家 松下幸司

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