コラム

 公開日: 2016-08-08 

『経営判断のための指針6カ条!』

経営に正解などありません。それでも、偉人たちが共通して提唱しておられるおおむね
共通のルールはあります。以下、ご確認ください。

◆1:常に『アッパーニッチ』(×ロアマス)を目指します。

…商品やサービス、市場の開拓時には『アッパーニッチ』を狙います。絶対に『ロアマス』は
狙いません。
『アッパーニッチ』とは、高級、高付加価値ゾーンの隙間のことです。
『ロアマス』とは、低価格帯のBIGマーケットのことです。経営資源の乏しい中小規模企業は、
常に局地戦に臨むべきです。絶対に広域で戦うべきではありません。
また、低価格帯のビジネスは、そのスケールメリットや経営管理の優れた大企業向けです。

◆2:まず『地上戦の営業』(×空中戦の営業)を企てます。

…新しい物やサービスを世に問う時には、まずは自分の足で、自分の人脈の範囲内から
攻め込みます。空中線は、地上戦での検証を終え、地上戦営業で加速を付けた後に行います。
『地上戦の営業』とは、自分の人脈の範囲内での営業活動のことです。『空中戦の営業』とは、
マス媒体を活用する営業のことです。

◆3:『エコ贔屓な経営』(×総花的な経営)を行います。

…経営資源は、強いもの、伸びている所に集中して投下すべきです。総花的に分散しては
いけません。人事においても、伸びている人をさら伸ばす…まずはこれです。
『エコ贔屓の経営』とは、長所に集中する経営のことです。『総花的な経営』とは、分散する
経営のことです。経営資源の乏しい中小規模企業は、バランスよりも尖ることに重点を
置くべきです。

○上記(◆1~◆3)は、大きく広く総花的に攻める、この考え方を戒める指針です。一方、

狭く深く尖った経営を狙う、これは、異論をはさめないぐらい確立された経営指針である
はずです。しかしながら、今も多くの経営者が、大きく広く総花的に攻めようとしています。
軌道の修正が必要です。

◆4:『ワンマンな経営』(×協議の経営)を行います。

…衆智を集めることは重要です。しかし、結論を協議して出す
…これは正しくありません。社長一人が全責任を負って決めます。
『ワンマンな経営』とは、経営判断は社長が一人で決める、この自覚を持つ経営のことです。
『協議の経営』とは、協議して経営判断を下すことを意味します。企業経営において、総意が
正しいケースは稀です。特に厳しい方向への判断は社長にしかできません。

○社内の総意、これほどいいかげんなことはありません。社内の総意に判断をゆだねるお人好し
社長がうまく行くケースは稀有です。


◆5:『程度加減の判断』(×YESかNOの判断)を意識しながら経営します。

経営判断の多くは、YESかNOではなく、もっと早く、もっとたくさん、いや、セーブして…
このように程度加減を決めることが多いものです。経営とは程度加減を計っている…
この認識が重要です。
『程度加減の判断』とは、その程度加減を決めることです。
『YESかNOの判断』とは、その判断の可否を決めることです。方向性の判断よりも、程度加減の
判断の方が難解です。常に程度加減を計りながら進めてください。

○程度加減の判断も、極めて重要な経営判断の範疇です。アクセルとブレーキは、トップが
直接踏むべきです。



◆6:『ベターな経営』(×ベストの経営)を目指します。

経営の場で、ベストな状況に遭遇する機会は稀です。ベストにこだわり過ぎると前に進めません。
経営はベターの集合体である…この達観が必要です。
『ベターな経営』とは、ベターを良しとする経営のことです。
『ベストな経営』とは、あくまでもベストありきで進める経営のことです。また、ベストな環境を
待ちすぎて、結果、手遅れになるケースも少なくありません。

○「ベターな環境下で、ベターをベストに近づける行為」これが経営ではないでしょうか。
ベストな状況・環境…これらはないものねだりです。

以上ご確認ください。

この記事を書いたプロ

吉川和良税理士事務所 [ホームページ]

税理士 吉川和良

香川県高松市番町1丁目6番6号 甲南アセット番町ビル403 [地図]
TEL:087-873-2404

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
吉川和良 よしかわかずよし

「守りの姿勢から攻めの姿勢へ。」を経営方針に(1/3)

 高松市中心部のオフィス街に事務所を構える税理士の吉川和良さん。事務所を開設する前には、世界4大会計法人の1つである「税理士法人 プライスウォーター ハウスクーパース」のM&amp;A・トランザクション部に所属。メガバンク大阪本店に出向し、主に事業...

吉川和良プロに相談してみよう!

テレビせとうち マイベストプロ

先見経営と先行管理の仕組みで「あんしん経営」をサポート

会社名 : 吉川和良税理士事務所
住所 : 香川県高松市番町1丁目6番6号 甲南アセット番町ビル403 [地図]
TEL : 087-873-2404

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

087-873-2404

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

吉川和良(よしかわかずよし)

吉川和良税理士事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
『ビジネスの原点はビジネスモデルです。』

事業体の収益や拡張性は、事業立地(誰に何を売るのか?)とビジネスモデルで大半が決まります。マネージメント...

『10回払いの融資は本当に使えないのか?』

金融機関から初めてプロパー融資の提案を受けるときにありがちなのは、返済期間10か月など超短期の融資です。...

『今の自社を、今日の自分をベンチマークしてはいけません。』

■A氏、B氏…Z氏に、これから飲食店を出店するとして、そのお店作りについて(イメージを)聞いてみました。※他...

『金融行政の動向について』

日本の金融機関は、長らく「金融庁マニュアル」に縛られてきました。金融庁マニュアルの本来の目的は、金融機関...

『創業者が陥る4つの楽観主義とは…』

■創業して最初の壁、デスバレー※を越えられない理由は大きく二つです。1.事業自体が本質的に的外れであるケ...

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ