コラム

 公開日: 2015-05-19 

キャッシュアウトの増加

キャッシュアウトを引き起こす設備投資とは?

事業を拡大するために設備投資をする企業は多いですが、設備投資をする方法として「自己資本で行う」か、「借り入れなどによる他人資本によって行う」場合に分けられます。
どちらもキャッシュアウトを引き起こすことに変わりはありませんが、自己資本であれば営業利益によって補えている分で設備投資が出来るので、過剰な投資とはなりません。
一方、他人資本による設備投資は、投資による利益回収よりも先に支払いが上回る可能性があり、キャッシュアウトを継続的に増加させてしまうことがあります。特に、借入の場合は利子が付くので、自己資本で行うよりもキャッシュアウトが増加しやすくなるのです。もちろん、設備投資をすることが悪いと言っているのではなく、他人資本による設備投資は、今までよりもキャッシュアウトが増えるので注意が必要だということを認識しておく必要があるのです。

一時的にキャッシュアウトが増加する「借入金の早期返済」

銀行などの金融機関から借り入れを行っている場合、いつかは返済しなければいけません。特に、借入金には利子が付くので、なるべく短期間に返済したほうが「総返済額は少なくて済む」ようになっています。
そのため、資金に余裕がある場合には「借入金の早期返済」をすることもあるでしょう。この「借入金の早期返済」と言うのは、本来の返済に加えて、上乗せして返済する仕組みの事を言い、多くの金融機関で行うことができます。
そして、これ自体は将来的なキャッシュアウトを減らすことができますが、一時的には手元の現金を減らすことに繋がってしまいます。そのため、手元のキャッシュに余裕がある時に早期返済をしないと、資金繰りが悪化してしまうことに繋がる可能性もあるのです。

「過大在庫」と「過大不良債権」もキャッシュアウトの原因になる

製造業や卸業など、在庫を抱えることがある業種の企業であれば「過大在庫」を引き起こす可能性があります。これは予想以上に商品を仕入れたりすることをいい、売れ残り商品・製品を作り出す原因になりかねません。その結果、必要以上にキャッシュアウトを増やすことになるのです。
また、在庫は保存スペースが必要になるので、その維持費にもキャッシュがいるのです。そのため、「過大在庫」によるキャッシュアウトが起こることもあるのです。また、「過大な不良債権」もキャッシュアウトの原因となります。これは例えば、本来現金になっていた債権が不良債権となってしまい、そのために積み立てていた引当金を充当しなければいけなくなるためです。
そのため、キャッシュアウトが増えてしまうことへと繋がるのです。このように「過大在庫」と「過大不良債権」もキャッシュアウトの原因となるので、注意が必要です。

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