コラム

 公開日: 2015-05-26 

資金使途(設備資金、運転資金)を明確にすると銀行は安心する

資金使途には「設備資金」と「運転資金」がある

事業活動を行っていくには様々なヒトやモノなどの経営資源が必要になり、それを手に入れるには資金が必要になります。そして、その資金を使途によって分類すると「設備資金」と「運転資金」があります。そして、自己資本であれば資金使途を明確にする必要性は低いですが、借り入れとなれば資金使途を明確にする必要があります。
銀行が資金使途を明確にすることを求める理由は、どのような使われ方をして「将来的に返済可能かどうか」を判断するためです。そのため、金融機関は融資の際に、資金使途を明確にすることを求められるので、経営者はその資金使途通りにお金を使わなければならないのです。
ただし、それぞれの資金使途によって、銀行が重視するポイントは変わります。そこで、設備資金と運転資金の特徴を押さえつつ、それぞれの目的で借り入れる際のポイントを確認しましょう。

設備資金での借り入れはしやすい

建物や機械設備の購入などを資金使途とする「設備資金」であれば、比較的借り入れがしやすいと言う特徴があります。これは運転資金に比べ、目に見えるものを購入するためで経営効果がみられやすいからです。そのため、銀行は比較的安心して貸し出しをしてくれます。
ただし、実際に借り入れをする際には購入目的や購入対象などを明確にしておくようにしましょう。なぜなら、実際に融資を受けようと銀行と相談している際に説明不足であると、審査に通らないこともあるためです。
そのため、資金使途が設備資金だとしても、何を何の目的で購入するかを明確にして、将来的に返済可能であることを証明する必要があるのです。また、購入後に金融機関から領収書の提出などを求められることもあるので、借入時の資金使途通りに資金を使うようにしましょう。

運転資金として借り入れるなら「具体的な説明が必要」

設備資金と比較して、借り入れがしにくいのが運転資金です。これは運転資金が取引先への支払いなど、目に見えないものに使われるためで、将来的に返済される可能性が判断しづらいためです。そのため、運転資金は設備資金よりも借り入れにくいようになっています。
そこで、実際に金融機関から運転資金を借り入れるのであれば、「より具体的な説明が必須」になります。例えば、借入によって一時的に資金繰りを乗り越えられ、経営が回復していくなどの説明が出来ることが求められるのです。ただし、こうした説明をしても借り入れが困難と言うことには変わりありません。けれども、運転資金を借りたいが故に「設備資金」と偽って借り入れをすると、資金使途違反となり全額一括返済、信用失墜につながります。そのため、金融機関に運転資金の使い方を説明できるようにしておくことが肝心です。
このように運転資金を目的に借り入れる場合に気をつけるポイントは「具体的に説明を出来るようにしておくこと」となります。

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