コラム

 公開日: 2015-06-01 

財務諸表の分析の重要性

企業を独自の観点から評価する財務分析

財務諸表を把握できるようになると、経営状況を把握することができるようになり、健全な経営活動を行える可能性があります。ただし、より企業を客観的に評価するためには、財務分析をすることが大事です。
財務分析は、企業の「収益性」、「生産性」、「安全性」を評価するもので、決算書を見ただけでは評価できない項目となっています。そしてこれらを用いて分析すれば、収益性であれば「利益率」、生産性であれば「1人当たり付加価値額」を評価できるようになります。
そのため、財務分析が出来ると企業の安全性や生産性を評価できるようになることから、財務担当だけでなく経営者も財務分析の仕方を覚えておくようするといいでしょう。

財務分析のポイントと計算方法

実際に財務分析をする場合には、ポイントと計算方法を知っておく必要があります。まず、「収益性」に含まれるものには利益率があり、損益計算書を使って評価することができます。

例えば、「売上高総利益率=売上総利益/売上高」で売上の何パーセント分の利益を出しているかを知ることができます。特に、これは業界平均などが出ているものなので、収益率が高いのかどうかなどを判断してみるといいでしょう。
また、「生産性」には1人当たり付加価値額があり、「付加価値額/従業員数」で計算することができます。これを計算すると、効率のいい経営を行っているかどうかを判断することができ、1,800万円以上であれば高評化な企業となります。
最後に「安全性」の観点でみると、「自己資本比率」があります。これは「自己資本÷総資本」で計算することができ、40%程度だと安定した経営と評価できます。

このように、財務分析をする際には評価すべき項目ごとに計算方法とポイントがあるので、それを押さえておくと、自社が安全なのかどうなのかと言った具合を判断できるようになるのです。

財務分析に使える「中小企業の会計に関する基本要領」とは

財務分析をする上で、どのような財務諸表でもいいかと言うとそうではありません。中小企業の決算書は2通りあり、「税務のための決算書」と「財務分析のための決算書」があるのです。そのため、財務分析をするのであれば「中小企業の会計に関する基本要領に基づいた決算書」を利用する必要があります。

この決算書の特徴は、減価償却や税金の支払いなどが計上されているもので、財務分析に用いることができる資料と言うことです。そのため、自社の会計基準がどのように作られているのかなどを確認して、評価できない資料であれば、決算書を作成し直してから評価するのが良いでしょう。

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